真のサステナビリティを目指すAIによるESGモデルとは?

総合情報学部 総合情報学科 中尾悠利子 准教授

 現代社会はグローバルに及ぶ企業活動の拡大によって、気候変動問題や人権問題などの大きな環境・社会的な影響を及ぼしています。私は、企業の環境・社会課題の解決と企業経営の両⽴を目指すサステナビリティ経営研究をテーマに研究しています。
 特に、AI(人工知能)技術を利用したサステナビリティ経営を評価するモデル構築を目指し、現在、研究を行っています。AIは人間の判断を助ける技術として、自動運転技術や音声認識など飛躍的に発展しています。AIを利用したサステナビリティ経営の評価は、従来は投資家だけが行っていた評価を、消費者やNGO (非政府組織) などのステークホルダーにも評価が行われる可能性を有しています。
 サステナビリティ経営で扱う課題は、海洋プラスチック問題やジェンダー問題、不祥事対応などその課題は多様です。したがって、どの課題を重視するかはそれぞれのステークホルダーの価値観によるところが大きいと言われています。さまざなステークホルダーの多様な価値観によるサステナビリティ経営の評価は、持続可能な社会に資するものかを探究したいと思います。

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中尾悠利子

ナカオユリコ

総合情報学部 総合情報学科 准教授

主な著書はこちらになります。 『利他の構造』 (共著) ミネルヴァ書房 『SDGsを考える』 (分担執筆) ナカニシヤ出版 『CSRの基礎』 (分担執筆) 中央経済社

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